●創元推理文庫『 ゴースト≠ノイズ(リダクション)』紙・電子各媒体にて発売中

文庫『ゴースト≠ノイズ(リダクション)』発売

5月30日、東京創元社より文庫版『ゴースト≠ノイズ(リダクション)』が発売されます。

「静謐な筆致で慟哭と驚愕を描き上げた、青春ミステリの傑作」だとか。て、照れる。

早いところではすでに店頭に並んでいる店舗もあるようです。
また、多くのネット書店でも取り扱いが始まっています。

文庫化にあたって主に表現の細部について改稿を行い、装丁も単行本時から一新されています。
装画については、単行本でもお世話になったげみさんにお忙しいなか新たに描き下ろしていただきました。

『ゴースト』文庫装丁
 ↑ クリックすると大きなサイズに。

すばらしい……。
また、巻末には大森望さんによる初(当然ですが)の解説も収録されていますので、店頭にお立ち寄りの際はぜひ手にとっていただければと思います。
電子版にも解説は収録されているはず(未確認)ですので、そちらはご購入後にご覧いただければと。


新しいものについても出来るだけ早く形にするべく全力を投入しているところですが、まずは文庫版『ゴースト≠ノイズ(リダクション)』をよろしくお願いします。


今年何してたの?って話

ぎりぎりセーフ!
去年末以来更新をさぼっていたら、前回の何気ない結びの一言にここへきて首を絞められる結果になろうとは。

というわけで滑り込みですが、年末のご挨拶がてら、今年何してたの?ってことだけでもお伝えしようかと。
とはいえ答えはごくシンプルで、書いていました。で、書き終わりませんでした。
ではなぜ書きおわらなかったかというと、これまた原因も至極シンプルでして、書くのが遅いからです。もう一つあげれば、想定より長くなっているからです(当初比2倍以上)。

あまりに音沙汰がないので何か壁にぶつかっているのではないか、2作目でずいぶん苦しんでいるようだな、など心配いただいている向きもあるかと思いますが、そのようなご心配には及びません。スピードとしてはいたって平常運転です。というかフルスロットルです。べた踏みです。

参考までに数字をあげると、前回の『ゴースト~』は足かけ2年半ほどで600枚弱ですが、今取り組んでいるものは1年9ヶ月目時点で1200枚ほどになっています。期間あたりの枚数だけで見れば圧倒的成長ぶり! まあ今やその枚数こそが一番のネックになってきているわけですが。

ちなみに今取り組んでいるものは全28章になる予定で、現状26章まで書きおわっています。来年のなるべく早い時期に一通り書きおえる予定で、とはいえまだまだ手直しやら出版社さんの判断やら校正やらと沢山の段階が残っていますので、お披露目できる時期(がくるのか)は未定です。
順調にいけば来年中には形になる、はず……きっと。たぶん。じゃなきゃ干からびる。

とまあ、そんな感じで1年があっという間に過ぎてしまいましたが、相変わらずコツコツやっておりますので、2016年も何卒よろしくお願いします。


近況だけというのもあれなので、最後に最近読んだ本の紹介でも。


少し前に買ってあって、空いた時間にちまちま読んでいたんですが、個人的にはいくつか以前から考えていたことの補強であったり、別の切り口を見せてもらったりと有意義な内容でした。
詳しく書くと長くなるので割愛しますが、自分のなかで「解像度」や、「『フィクションの部品でフィクションを作る人』と『そうでない人』がいるように見えること」といった漠然とした言葉で存在していたものたちについて、他者の視点から眺められたという点で興味深い本でした。

作るのが遅い人にはありがたい言い訳(というか慰め)を得られるという意味でも有意義かもしれません(鵜呑みにして自惚れるのは論外ですが)。

何かものを作ることに興味がある人には面白い本だと思いますので興味があれば読んでみてはいかがでしょうか。


というわけで以上、1年ぶりの更新と年末のご挨拶でした。
ではまた近いうちに(来年のどこかに)。
【 東京創元社より発売中 】
書籍情報(出版社HP)
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●紙書籍:799円(税込み) 
●電子版:680円(変動有り) 
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上 巻
電子版のみ:250円


下 巻
電子版のみ:280円
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